八坂神社は、京都府京都市東山区祇園町にある神社です。明治までは「祇園神社」「祇園社」「感神院祇園
社」と呼ばれていたことから、「祇園さん」の愛称で呼ばれています。
八坂神社を総本社とする神社が、日本全国に約2300社あるとされています。
御祭神は、主神・素戔嗚尊(スサノヲノミコト)と妻・櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)八人の子・八柱御子神
(ヤハシラノミコガミ)です。
明治になるまでは御祭神は牛頭天王(素戔嗚尊と同一視された神仏習合神、薬師如来の化身)としており、
釈迦が説法を行った祇園精舎の守り神であったことから、「祇園さん」、「天王さま」、「天王さん」と呼ばれて親
しく信仰されています。
境内には、鬼討伐を命じられた平忠盛が冷静に鬼の姿を見極めた逸話がある平忠盛灯篭や、素戔嗚尊と天
照大神の娘・宗像三女神(市杵島比売神、多岐理比売神、多岐津比売神)が祀られている美の神・美御前社
があります。八坂神社の湧き水「祇園神水」を飲んでから参拝すると美人になるといわれており、また美御前
社の前には、肌の健康を守るといわれる美容水もあり、これらが祇園の舞妓さんの美しさの秘密だとも言わ
れています。
八坂神社のお祭りは祇園祭で、京都三大祭(ほかは葵祭、時代祭)のみならず、日本三大祭(ほかは大阪・
天神祭、東京・神田祭)のひとつに数えられている日本有数の祭です。
7月1日から1ヶ月にわたって行われる絢爛豪華な祭の見所は「宵山」(7月14日〜16日)、「山鉾巡行」(7月
17日)、「神輿渡御」(7月17日)などがあります。
祇園祭は、およそ1100年前、神泉苑に日本全国の国の数である鉾66本を立て、祇園の神を祀り災厄の除去
を祈る祇園御霊会を行ったことが始まりで、応仁の乱や第二次世界大戦での中断はあるものの、現在まで続
いている歴史あるお祭です。
宵山では四条河原町から四条烏丸まで歩行者天国になり、多種多様の夜店や露天が並びます。
巡業する山鉾のうち29基は重要有形民族文化財に指定されており、「京都祇園祭の山鉾行事」は重要無形
民族文化財に指定、さらにユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
特に唯一生身の稚児が乗る長刀鉾は鉾の中でも毎年最も注目を集めています。
そのほかの祭礼に、大晦日から元旦にかけての白朮祭(をけらさい)などがあります。
大晦日の午後7時頃、御神火が境内に吊された灯籠にともされ、人びとの願いを記した「をけら木」とともに、
夜を徹して元旦早朝まで焚かれます。そこから移した火を消さないように吉兆縄をくるくると回しながら詣でる
「をけら詣り」は京都のお正月を代表する風物詩です。この火で元旦の雑煮をたいて食べると、その年1年を
無病息災で過ごせると言われていますが、近年は交通機関が「をけら火」の持込を禁止しているので、残念
ながら実際にその恩恵にあずかれるのは住まいの近い方に限られそうです。
近所には桜の名所で知られる円山公園も隣接しており、八坂神社は四季を通して見所があり、長い時代を愛
され続けている神社なのです。
八坂神社までのアクセス
■電車で
京阪電車 祇園四条駅より徒歩約5分
阪急電鉄 河原町駅より徒歩約8分
JR京都駅より 車で約15分
JR京都駅より 市バス100番・206番 祇園 下車すぐ
■お車で
名神高速京都東ICから約20分。
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