日吉大社は、滋賀県大津市坂本にある神社で、山王権現とも呼ばれています。日本全国に約2000社ある日
吉・日枝・山王神社の総本宮です。
祭神は西本宮に国土を開拓・統治された神である大己貴神、東本宮に比叡山の地神であり五穀豊穣の神・
大山咋神を祀っています。
この2つの本宮のほかに5つの摂社があり、それらを総称して日吉七社・山王七社と呼ばれています。
牛尾宮(大山咋神荒魂)大山咋神の荒魂
樹下宮(鴨玉依姫命)大山咋神の妃神。安産・子育ての神
三宮宮(鴨玉依姫命荒魂)鴨玉依姫命の荒魂
宇佐宮(田心姫神)西本宮大己貴神の妃神・航海安全の神
白山宮(菊理姫命)石川県の白山比咩神社の主祭神、仲裁・縁結びの神
境内は、比叡山系の最高峰・大比叡峰の東方に位置する八王子山(牛尾山)を含む山麓の13万坪の広大な
土地を有しており、境内を一周するのに約40分かかり、八王子山・奥宮までは片道30分、約1kmの登山道が
続きます。
日吉大社の歴史は長く、たびたび歴史の表舞台に登場しており、最澄が比叡山に延暦寺を建立した際は、比
叡山の地主神である日吉大社を天台宗・延暦寺の守護神として崇敬し、地主神を山王権現と呼び、天台宗
の教えと結びつけて山王神道を説きました。そして天台宗が全国に広がる過程で、日吉大社も全国に勧請・
創建されることになりました。
1571年、織田信長の比叡山焼き討ちにより日吉大社も灰燼に帰しましたが、豊臣秀吉は信長の死後、復興
に尽力しました。これは、秀吉の幼名を「日吉丸」といい、あだ名が日吉大社の神使にあやかった「猿」である
ことから、特別な神社と考えたためだと言われています。
ちなみに、日吉大社の猿は「神猿(まさる)」といい、「神猿」は「魔去る・勝る」に通じ、魔除け・必勝のご利益を
いただけるものとして、信仰されています。
3月上旬から1ヵ月半かけて行われる湖国三大祭の1つ「山王祭」は4月中旬の3日間、神輿を担ぎ出した勇壮
な祭り姿が見所です。
また、日吉大社の鎮座する大津坂本が日本のお茶発祥の地である由来にちなみ、毎年5月29日には裏千家
家元による濃茶・薄茶の奉納があります。
日吉大社までのアクセス
■電車で
JR西日本、湖西線比叡山坂本駅より西へ1.2km(徒歩20分) バス5分
京阪電車石坂線坂本駅より西へ0.6km(徒歩10分)
比叡山上よりケーブルカー比叡山鉄道(坂本ケーブル)で結ばれている。
■お車で
名神高速道路 京都東インター下車、161バイパスにて約10分
湖西道路坂本北インターから南西へ約10分
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